命に〈価格〉をつけられるのか ハワード・スティーヴン・フリードマン著 避けて通れぬ費用便益分析 - 日本経済新聞

本書のテーマは「命の値段」という重い問題である。すなわち著者は、現代の社会で実際に人の命にどのようにして価格が付けられているかを説明し、さまざまな値付けの方法の背景にある考え方、価値観、問題点等を議論している。邦訳書のタイトルにもなっている、命に価格がつけられるかという問い自体、本質的であるが、本…